となりまちプロジェクト 武蔵野・三鷹・小金井

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となりまちプロジェクト 武蔵野・三鷹・小金井

となりまちの農家さん 庭田農園・庭田幸一さん(小金井市)

2021.2.16

小金井公園のほど近く、農家さんの庭先直売所が点在する「小金井 江戸の農家みち」に、となりまちの農家さんに会いにいきました。このあたりでちょっと珍しい野菜がほしければここ!という庭田農園・庭田幸一さんです。
庭田さんがつくるのは、ケールやビーツ、ロメインレタス、夏になったらイタリアントマトやズッキーニ、イタリアンナス。冬はサボイキャベツ(ちりめんキャベツ)、スティックカリフラワー、リーク(ポロねぎ)など。そして、マイルドな辛さからハードなものまでいろいろな種類の唐辛子。
ぱっと名前を聞いて思い浮かべられないものも、姿を見ると「ああ〜見たことある!」ということがだいぶ多くなってきた西洋野菜。飲食店だけでなく、スーパーなどでもいろんな種類を見かけるようになりました。庭田農園では、庭田さんが農業研修中の経験を活かして5年ほど前からつくり始め、徐々に種類を増やし今では生産の9割以上がイタリア野菜を中心とした西洋野菜ということです。

畑はもう入れ替え時期だったのですが、ちょこっと残しておいてくれました。ちりちりした色の濃い葉っぱは「カーボロネロ」。黒キャベツです(初めて見ました!)。煮込みやオリーブオイルとの相性も良さそう。明るい色のモコモコしたのは「カリーノケール」。どちらも栄養価が高いイタリアの野菜です。ハウスの中にはシーズンを待つケールのかわいい双葉が育っていました。
これらは一般的に「西洋野菜」とくくられますが、「洋食にも和食にも合いますよ」と庭田さん。小金井市内では「スナフキッチン」や「ひかり屋」など、あちこちの飲食店で庭田さんの野菜が使われているそうです。飲食店が直接農家とつながり食材を仕入れ、そのお店の料理で珍しい野菜を知った人が、近所の直売所やスーパーで西洋野菜を買い求める、という出来事も生まれています。地域の中で「おいしい」が循環しているような…!これはまさに、畑のあるまちだからこそ生まれる循環。


庭田農園の野菜は、JAの直売所や市内のスーパー「いなげや」、そして丸太ストアーにある「 PARITALY(パリタリー)」などで購入できます。自分のまちで、そして“となりまち”で見つかる野菜がきっとあります。普段の食卓がちょっと楽しくなる西洋野菜。飲食店での使い方に学びつつ、使ったことのない野菜も試してみたいですね。
畑の入れ替えが終わったら、また畑におじゃましたいです!

【庭田農園】

小金井市関野町1-11-6
※庭先直売所は現在お休みしています。