となりまちプロジェクト 武蔵野・三鷹・小金井

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となりまちプロジェクト 武蔵野・三鷹・小金井

となりまちの農家さん 後藤農園・後藤幸治さん(武蔵野市)

2021.4.13

新年度最初のとなりまち農家は、武蔵野市と小金井市を文字通りまたいで野菜をつくる後藤幸治(ごとうゆきはる)さん。亜細亜大学の西側、ちょうど市境に代々家族が営んできた広い畑がありました。大学や住宅街の中に何にも邪魔されない空が広がり、存在感のある畑です。

武蔵野市の農業委員も務める後藤さんは、農業系の高校や園芸の専門学校を経て就農し10年くらいが経ちます。後藤さんをメインに、今も現役のお父さまも一緒に畑を営んでいるそうですが、「毎日朝から晩までやっても追いつかない」と笑います。いくつもの野菜のサイクルを把握し滞りなく畑を回していくという農家さんの仕事は、話を聞くたびに感服…!という仕事量です。おかげで年間を通して、地域のいろんな野菜を堪能できており、ありがたいかぎり…!
通りをはさんで武蔵野市と小金井市にまたがる後藤さんの畑で作られるのは、小松菜やじゃがいも、ネギなどのスタンダードな野菜がメイン。生産物の7割くらいが市内の学校給食に、そして3,4割がJAの直売所などへ並びます。時期によっては庭先直売所もオープンするそう。これからの時期はきゅうりやトマト、ピーマン、夏にはとうもろこしができてきます。
とにかく広いな〜という後藤さんの畑のとなりには、大きなビニールハウスもずらりと並んでいました。現在はすべてのハウスを使い切れていないということでしたが、きゅうりがすくすくと育っていました。もう花が終わり実ができはじめているものも。そして外の畑では6〜7月くらいに収穫できるというじゃがいもの、かわいい芽が出てきていました。じゃがいもの隣はネギエリア。青い部分がとても美味しそうなネギが整列していました。そして…!空豆!ひらひらとした紫のきれいな花がついていました。

先代までの家族が残してくれた畑を受け継いで、ご近所さんともコミュニケーションをとりながら、ここで今自分ができることをやる、という自然体の姿勢が印象的な後藤さんでした。
もう少ししたらJAの直売所にも後藤さんのきゅうりが並ぶのではないでしょうか。ぜひ3市の中の直売所で探してみてください。

【後藤農園】

武蔵野市境5-26
※庭先直売所は不定期です。