吉祥寺のサンロード入り口にある「吉祥寺まち案内所」。存在は知っているけど利用したことがない、という方も多いのではないでしょうか。2019年にリニューアルし、明るく目を引くブースになっています。とても小さな案内所ですが、たくさんのエリアマップや観光ガイドなどのフリーペーパーが並び、窓口ではまちの案内人（コンシェルジュ）が丁寧にまちの情報を教えてくれます。

窓口に座るのはまちの案内人（コンシェルジュ）。現在30名以上いるコンシェルジュたちは、みなさんボランティア。日々まちを歩きまちの情報を更新しながら、吉祥寺まち案内所をまわしています。案内所には常時2名のコンシェルジュ、そしてコンシェルジュたちが集めたまちの情報が、何冊ものファイルにまとめられていました。
となりまちプロジェクトで直売所をめぐるクイズラリーを企画する麻生日佐子さんも、吉祥寺まち案内所のコンシェルジュのひとりです。案内所におじゃまし麻生さんにお話をうかがう間にも、隣の銀行から出てきた男性がラーメン屋さんの場所を聞きにきたり、傘を修理してくれるところを探す方が訪れたり。その度に2人のコンシェルジュがマップを取り出し案内したり、ファイルをめくって情報を探したりと大活躍。さすがコンシェルジュ、まちに詳しい…！尋ねられたお店の情報がパッと出てきます。

2014年から案内所でコンシェルジュを務める麻生さんは、まちを楽しむエキスパート。30数名のコンシェルジュたちも、「みんなまちを楽しんでいる方たちばかり」と麻生さん。昔から続くまちを大切にしながら、新しいお店や人をわくわくと受け入れてくれる、そんなコンシェルジュたちのいるまちの案内所です。サンロードだけでなく、市内の情報がたくさんありました。それぞれのエリアのMAPを並べて眺めるだけでも楽しいです。お近くにお越しの際にぜひ一度立ち寄ってみてください。