7月12日わさびプロジェクトの皆さんとの交流会
6月27日オープンのみたか観光BASE交流スペースでのイベント第1号として、わさびプロジェクトのメンバーととなりまちプロジェクトのメンバーとの交流会を開きました。最初にみたか都市観光協会の今井事務局長から場所の紹介をいただきました。続いて参加者の自己紹介のあと、三鷹大澤わさびプロジェクトの生田さんから、お話を伺いました。

まずは、日本のわさびについて。アブラナ科ワサビ属には26種あるそうですが、日本のワサビだけが辛味をもっているそうです。チューブ入りわさびもありますが、西洋ワサビを混ぜているものが多いので注意(わさびを50%以上使っている商品は「本わさび使用」という表示のよう)。日本では薬用などで古くから文献にも残っているようですが、広がったのは江戸時代に握り寿司にわさびを入れるようになってから。
そして三鷹のわさび。江戸時代の後期に大沢の箕輪家が国分寺崖線の湧水を利用してわさび栽培を始ました。評判も良くてわさび田は拡大し、最盛期には神田や築地にもお店を構えました。ただ、戦後になると住宅開発が進み、湧水が激減し、昭和40年代には出荷を停止しました。その後は自家用としてのみ栽培していたようです。
箕輪家の古民家が三鷹市に寄贈された後、古民家前にわさびが自生していたことがわかりました。そのわさびを岐阜大学の山根京子准教授に協力をいただきDNA鑑定したところ、江戸時代からの在来種であることがわかりました。
そのわさびについて勉強する講座が2018年に開かれ、ボランティアの方々が集まり始めます。最初は株分けでわさびを育ててみましたが、残念ながらうまくいきませんでした。その後も試行錯誤を重ねました。2023年に自生苗から人工的に培養した苗を植え付けるようになって、わさびが育つようになりました。
現在は、大沢古民家の里に2箇所のわさび田、野川公園、ICUの構内と4箇所でわさびを育てています。ICUの構内の谷にも元々わさび田があったそうで、ICUの学生と開墾してわさび田ができました。ICUと三鷹市の協定が整い、ICUのわさび田から2026年4月にわさびが初出荷されました。
わさびプロジェクトでは、わさび田のある風景を五感で伝えていくことが大事だと考えています。2026年に初出荷できたことは、味覚でわさびを伝えることができたということで喜びもひとしおだったようです。
三鷹大澤わさびの味の特徴は、香りが強く粘りがあるところ。株を一年で収穫するので、株は小ぶり(伊豆あたりでは3年株を出荷するようです)。
わさびの育成には、20℃以下の水温の湧水が必須。三鷹大澤わさびは、武蔵野台地の地下水が命です。雨水浸透ますや透水性の道路舗装なども地下水を涵養するには必要だそう。また育成には定期的な手入れも欠かせません。わさび田育成のプロジェクトのメンバーも募集中。三鷹まるごと博物館ボランティアの一つとして紹介されています。https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/116/116922.html
お話しの後も、お互いの話をして、有意義な時間になりました。
参考:三鷹まるごと博物館「みぃむ」のわさびの記事 https://mitaka-e-book.actibookone.com/?cNo=289769¶m=MV8xXzc=&siteNum=1827&siteTitle=みたかe-bookポータル&pNo=26