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パイロット事業「上映会×となりまちカフェフード開発」。映画『台北カフェ・ストーリー』を鑑賞し、チームでアイデアを出し合いカフェメニューを考えました。3品目の試作品を提供してくれるのは、武蔵野プレイス内にある「カフェ・フェルマータ」。アイデアソンでは野菜を中央に配したオムライス、といったイメージのスケッチができていました。どんな味になっているでしょうか？

今年で開館から10年を迎えた武蔵野プレイスには、平日でも老若男女を問わずさまざまな方が思いも思いのフロアでゆったりと過ごす様子が垣間見られました。そんな地域の人たちの居場所に、カフェ・フェルマータはあります。カフェも入れ替わり立ち替わりでお客さんが訪れ、憩いの場となっていました。

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これまでも、キウイや梅など三鷹の果実を使った限定メニューを提供したことがあるというフェルマータ。今回の上映会とアイデアソンには、代表の松井隆雄さん、マネージャーの関根由華さん、そしてフェルマータのフードコーディネーターである岡島智花子さんが参加してくださいました。期待が膨らみます。

食欲をそそる香ばしい匂いとともに出てきた試作品は「とれたて三鷹野菜のオムライス」。鮮やかな黄色がとてもきれいです。卵の上には台湾料理を思い起こさせる肉味噌がたっぷりかかっています。

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そしてアイデアソンのイラストの通り、卵の下には三鷹産の人参、ブロッコリー、オレンジカリフラワーがちらり。味つけには胡麻油や豆板醤が使われた、台湾風のオムライスができあがっていました。

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映画『台北カフェ・ストーリー』では、カフェでの物々交換を通して、登場人物たちの持つ固定概念や価値観が変化していきました。このオムライスも、メンバーたちから出た「価値観の変化」というキーワードから出発し、チームでビジュアルを考え、岡島さんが味を試行錯誤したどり着いた一品です。名前の持つイメージを超えて新たな世界に連れていってくれます。

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ふわふわの卵と胡麻油の風味が口に広がり、三鷹野菜の存在感のある味と食感も絶妙な「とれたて三鷹野菜のオムライス」。思わずビールが飲みたくなるメニューでした。1日のんびり武蔵野プレイスに滞在し、心ゆくまで本を読んで、オムライスとビールでお腹を満たして帰宅…なんていう贅沢な想像が膨らみます。

『台北カフェ・ストーリー』の上映から生まれた限定メニューの販売は、11月20日（土）から11月30日（火）まで。それぞれのお店で地域の野菜が使われ、提供されます。どうぞお楽しみに。