【となりまちフォトラリー開催中!ちょこっと裏話2】
Instagramのおすすめスポット募集で集まった情報と、3市から集ったラリー企画部メンバーのアイデアをもとに誕生した「となりまちフォトラリー 」。武蔵野・三鷹・小金井を巡りとなりまちエリアを楽しむフォトラリー です。3つのコースのいずれかを回って応募すると、抽選で3市ゆかりのすてきなプレゼントが当たります。お天気や気分に合わせてぜひとなりまちを巡ってみてください📸
▶︎目指せ、となりまちの達人!「となりまちフォトラリー」特設ページはこちら
https://tonarimachi.net/photo2022/
●となりまちフォトラリーをもっと楽しむための、ちょこっと裏話その2●
3市を巡るラリー案を企画した「となりまち観光協会ラリー企画部」メンバーから届いた、おすすめのスポットや企画の裏話をご紹介します。となりまちフォトラリーと一緒に、となりまちエリアにまつわるエピソードや、縁のあるスポットもお楽しみいただければ嬉しいです。
ちょこっと裏話その2は、「音の達人コース」のアイデアを膨らませた企画部グループから。3市の音集めからラリーの仕組みづくりまで、限られた時間でわいわいと議論を進めました。
<となりまち観光協会ラリー企画部Yさんより>
「音」をラリーのテーマにしようと集まった企画部メンバーは8人。「音をテーマにしたラリー……。なんだかよくわらないけど、おもしろそう」と、新たな可能性に賭けた意欲ある(?)メンバーばかりです。
「早朝の井の頭公園の水生物園では、朝の餌を催促する動物たちのけたたましい声が響きわたる」「西武多摩川線とJR中央線は電車の音が違う」など、メンバーのレア情報をもとに、まずは各自で音のリサーチや音採集がスタートしました。
そして1か月後、武蔵野・三鷹・小金井の幅広いエリアからおよそ50カ所の特徴的な音が集まり、みんなで大量の写真を並べて音を聞きくらべ、ラリースポットとして取り上げたい音を選定していきました。議論の末、「緑と生き物の奏でる音」「たくみの音」「言葉と音のカオス」「心澄む音」「水の創音(そうおん)」と5つのカテゴリーに分けられた音のスポットはこちら(一部です)。
[緑と生き物の奏でる音]…小金井公園(ドッグラン)、はけの森美術館(裏の竹林)、吉野農園(鶏)、井の頭公園・水生物園、東大馬術部など
[たくみの音]…東京農工大科学博物館(繊維関連の機械など)、ミタカ・オルゴール館、岩崎工房(バイオリンなどの修理)、井関製本(製本工場)など
[言葉と音のカオス]…ワイルド・チェリーブロッサム(ユースホステル内の外国人スタッフ)、宮地楽器ホール、吉祥寺のクラシック・ジャズ喫茶、外国料理店など
[心澄む音]…小金井神社(弓道場)、石造庚申供養塔(鈴)、ICU大学(平和の鐘)など
[水の創音]…滄浪泉園(水琴窟)、はけの小径、黄金の水、大沢の里など
すでに地域の観光スポットとして有名な場所もありますが、今回は「音」がポイントです。なかには「この時間だけしか聞けない」という音スポットもあります。水辺のせせらぎや動物の鳴き声、竹林が風にそよぐ音など自然の癒しの音をはじめ、プロの職人さんが紡ぎ出す技巧的な音、異国情緒あふれる音を耳にしながら、通常とは異なるまちめぐりの面白さや奥深さを堪能しました。
個人的には、ラリー企画部に参加したことで、初めて知ったことも。例えば、普段なんとなく聞いていたJR中央線の発車メロディー。三鷹駅の「めだかの学校」は、三鷹ゆかりの作曲家が作った童謡だそうです。また、まちの防災無線で毎日流れる時報メロディーも、小金井市は「小さな世界(イッツ・ア・スモールワールド)」、三鷹市は「赤とんぼ」、武蔵野市は「(ウェストミンスター風)チャイム」と三者三様です。「赤とんぼ」は、三鷹市で暮らした作家・三木露風が作詞したことで、採用されたとか。音を通じて、となりまちにも興味が広がり、まちなかの音に敏感になりました。
今回の企画では、突然、現場を訪ねて、「ラリー企画でまちの音を集めているので、音を録らせて下さい」とお願いすることが多かったのですが、ほとんどの方が「えっ?音?」ととまどいながらも、笑顔で応じて下さいました。音の採集にご協力下さった皆さまにはこの場をお借りして、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
11月18日からスタートした「となりまちフォトラリー」では、「音の達人コース」として、3カ所がピックアップされています。音の出どころをあてるクイズ形式になっているので、是非チャンレンジしてみて下さい。(Y)
開催中のとなりまちフォトラリー は12月25日(日)までです。武蔵野・三鷹・小金井の“となりまちエリア”を楽しみながら、たくさん写真を撮ってみてください。